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目次
はじめに
こんにちは!Salesforceが大好きすぎて大学教員から、IT業界に飛び込んだ営業の原です。
さて、昨今「Salesforce認定アドミニストレーターの研修がたくさんあり、どれをどこまで新人に受けさせたらいいか正直よくわからない…」という人事担当様・DX推進担当様のお声を頂戴しております。
新卒採用後、即戦力としてSalesforceを使いこなす人材になっていただくためには、ただツールを操作できるようになるだけの研修や資格取得を目的とした研修では十分とは言えません。実際のビジネスシーンで直面するさまざまな課題に対応できるスキルを身につけることが求められます。そこで重要になってくるのが、実践的で効果的な研修です。
今回は、弊社が提供するSalesforce認定アドミニストレーター研修について、元大学教員が教育学の観点から見たメリットと、いち受講者として感じた特徴をお伝えしたいと思います。
テラスカイ・テクノロジーズのSalesforce研修コース
弊社のSalesforce認定アドミニストレーター研修についてお伝えする前に、Salesforce研修のラインナップをご紹介させてください。弊社ではSalesforceに関する研修コースを5つ提供しています。(2025年1月時点。今後も随時コースを増やしていく予定です)
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この中で、認定アドミニストレーター相当の実力を身につけたい方におすすめなのは、AdminコースとAppBuilderコースです。
テラスカイ・テクノロジーズのSalesforce認定アドミニストレーター研修の特徴
弊社の研修の特徴は、下記の図の通りですが、学習理論※に基づいた研修設計となっています。
3点に絞って解説していきます。
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※学習理論とは、人間がどのようにして新しい知識やスキルを習得するか、そのプロセスを研究・説明する学問の分野を指します。
1. 実際の業務に即したケーススタディ:アクティブリコールと言語化
教育学的には、学習者が実際に直面する問題をベースに学ぶことが最も効果的だとされています。弊社の研修では、まさにそのアプローチを採用しており、実際の業務で頻繁に発生する運用ケースを集中的に学ぶことができます。
これらの充実したケーススタディは、テラスカイグループとしての強みに裏打ちされています。グループ全体で16,000件以上のSalesforce導入プロジェクトを手がけ、多くのお客様の保守・運用を担当してきた実績があるからこそ、実務で本当に直面する課題を熟知しています。研修コンテンツは、これらのプロジェクトや保守運用でエンジニアたちが試行錯誤しながら得てきた知見をベースに構築されたものです。そのため、机上の空論ではない、現場で即戦力となるスキルを習得できる内容となっています。学ぶ内容が現場で直面する課題そのものであるため、受講者は「学んだことをすぐに実践で使える」という実感を得ることができ、モチベーションが高まります。
学習の効果を最大化するためには、ただ知識を得るだけでなく、実際の業務で直面する課題に対してどのようにアプローチするかを学ぶことが重要です。研修の後半で行う「ケーススタディ」では、Salesforceのカスタマイズや運用で発生しがちな具体的な課題を取り上げ、それに対してどのように設定を行うかを学びます。例えば、「社員がレコードを作成する際のミスと手間を減らすための項目値の自動表示」やレポート・ダッシュボードの作成など、業務に即したシナリオを通じて学ぶことができます。
このプロセスでは、受講者が自分の言葉で解決方法を説明する必要が出てきます。これが「アクティブリコール」の効果につながります。アクティブリコールとは、学んだ内容を思い出し、再現することで記憶を強化する学習法です。
例えば「どのようにレポートを作成したか」「何に配慮し、どのような順序で設定を行ったか」などを自分の言葉で説明することで、ただの記憶を超えて理解を深め、実践的なスキルとして定着させることができます。
さらに、学んだ内容を「言語化」することも重要です。自分の言葉でSalesforceの設定方法を説明することで、どのように使うか、なぜその設定が必要なのかが明確になり、実際の業務で直面する問題にも柔軟に対応できるようになるのです。このように、アクティブリコールと言語化を繰り返すことで、学習した内容が確実に定着し、研修後も即戦力として活用できるスキルを身につけられます。
(私は独学で勉強し認定アドミニストレーターの資格合格後にAdminコースのケーススタディを受けたのですが、最初は問題に答えるのに苦戦したというのが正直なところです。試験のための研修と、実務のための研修が異なることを本当に体感しました。設定内容を自分の言葉で説明できるようになって初めて、実践力が身に付くのだと思います)
2. ユーザーの要望に応える改修要件の実装トレーニング:Experiential Learning
学習の効果を高めるには、ただ情報を受け取るだけでなく、実際に手を動かして体験的に学ぶことが重要です。弊社の研修では、Experiential Learning(体験学習)の観点から、ユーザーからの要望に基づいて、Salesforceの改修要件を実装するトレーニングが行われます。このトレーニングは、受動的に知識を受け取るという従来の研修の形とは異なり、受講者が実際に手を動かし、体験の中で試行錯誤を通じて学んでいきます。
さらに、改修の実装を通じて、ユーザーのニーズにどのように対応するかを学ぶことができ、現場での即戦力として活躍できる能力を養うことができます。手を動かして学ぶことで、「学んだこと」を実務でどう活用するかを深く理解でき、スキルが確実に身に付くのです。
(私も実際に手を動かしてみてはじめて、「あの学習動画で言っていたのはここに繋がるのかぁ💡」と腹落ちすることが多かったです。一方で、要件を実装していく中で、うまく設定できないこともあり、ネットでエラーの対処法や設定方法をたくさん調べましたので、それによって新たな知識も身につきました。また設定できたときの感動はひとしおでした笑)
3. プロ講師による伴走支援
学習の過程で、疑問や不安が生じることは避けられません。そんなときに重要なのが、サポート体制です。このサポートにより、受講者はわからない部分をすぐに解消でき、学習の進行がスムーズになります。教育学的にも、受講者と講師が共に学びのプロセスを進める「共同学習」が効果的だとされています。講師によるサポートがきめ細かく行われることで、受講者は自信を持って学習を続けられ、学習内容をしっかりと定着させることができます。
なお、実際にこの研修を受けたお客様からは
・研修3 ヶ月を終えて、すぐにプロジェクトに入り、躓くことなく、実務運用に携わることができた。
・新卒のオンボーディングの一環として研修を受講させ、スムーズに業務に入ることができ た。
・Developer 環境で実際に機能を触ることができ、アウトプットできるのがとてもよい。
・新卒でSalesforce を触った経験のある人はなかなかいないため、貴重な研修だと思う
といった声をいただいています。
サポート体制や受講事例などを詳しく知りたい方はこちら
実際に研修を受けてみて
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ここで、実際にテラスカイ・テクノロジーズのアドミニストレーター研修を受けてみた私の体験談をお話しします。
実は筆者、恥ずかしながら、独学で勉強してアドミニストレーターの試験に1回落ちています‥。
その後、弊社のSalesforce認定Adminコースを受講しました。
「ケーススタディで実践的な力がついた」という手ごたえがあり、
「資格中心の研修では、分かったつもりで全然理解できていなかったんだなぁ…」と実感しました👀
テラスカイ・テクノロジーズのAdminコースでしっかり基礎を固めたおかげで、その次のステップであるAppBuilderコースの受講もスムーズに進みました。無事に、Salesforce認定アプリケーションビルダーまで資格取得できています。
そのため、体験的にも理論的にも、IT人材の育成やSalesforceの内製化にお悩みの企業様に、ぜひ弊社の研修を受けていただきたいと思っています!
お話をお聞かせいただくお時間をいただければ、貴社の課題に合った形の研修をご提案させていただきます。
4月の新卒入社を見据えて、今すぐ研修を活用しましょう!
4月は新卒社員の入社シーズンです。
新たなメンバーが加わるこのタイミングで、Salesforceを効果的に運用できる人材を育成することは、企業の競争力を高めるために非常に重要といえるでしょう。弊社のSalesforce認定アドミニストレーター研修は、まさにそのための最適な研修プログラムです。
新人社員やSalesforce担当者の方にとって、Salesforceの基礎から実践力までを学べるこの研修は、早期に業務を理解し、効率よく業務をこなせるようになるための強力なサポートとなります。4月の新卒入社に向けて、ぜひこの機会に研修を導入し、Salesforceの内製化を進めていきましょう。
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